土鈴で「しりとり」 その3
土鈴でのしりとり遊び3カ月目です。
前月は「池田のししかい」で終わっていたので、今月は「い」から始めます。
いずもにんぎょう 出雲人形
出雲人形の福助さんです。元々土人形だったのを土鈴に仕立てて戴きました。
水野佳珠さん作
出雲人形は大和出雲人形とも呼ばれ、奈良県指定伝統的工芸品になっています。
うわじまのうしおに 宇和島の牛鬼
牛鬼は西日本各地に伝わる妖怪ですが、宇和島の和霊神社の例祭として行われる「牛鬼まつり」は有名です。
にんとくてんのうりょう 仁徳天皇陵
海老天たまこの古墳土鈴シリーズの一つ。仁徳天皇両古墳土鈴は大中小3種類作られましたがこの画像は「中」です。
2015年作
うめ 梅
太宰府天満宮の飛梅土鈴です。野良吉さんの型を用いて海老天たまこが復元したものです。
2016年作。
めがねばし 眼鏡橋
長崎の眼鏡橋です。国の重要文化財に指定されている日本最古のアーチ型石橋がモデルになっています。
ししがしら 獅子頭
大阪市の廣田神社の獅子頭土鈴です。廣田神社といえば神の使いとされるアカエ(アカエイ)の土鈴も知られています。
また獅子といえば文殊菩薩の乗り物ですから、文殊菩薩を祀った奈良県の般若寺、安倍文殊院にも獅子頭土鈴が授与されていました。
らくだ ラクダ
鳥取砂丘のお土産土鈴です。
たこ 凧
長崎の凧土鈴(ハタハタ鈴)「小の字」です。長崎では凧揚げとは言わずハタ揚げと言うそうです。
西安土鈴・山田嘉明さんの作品です。。
ハタに描かれる図柄は100種類以上あるそうで、他には「水に紅葉」、「波に千鳥」、「ひきりよう」などが土鈴になっています。
こま 独楽
独楽土鈴。リアルに独楽ソックリです。
まんじゅうくい
饅頭喰い
饅頭食い人形とは?
あのとんちで有名な一休さんが幼年の頃、おとなから質問されます。 「小僧さんよ、お父さんとお母さんとどちらの方が大事か?」と。すると、一休さんは 手に持っていた饅頭を2つに割って、「おじさん、この饅頭、左と右どちらが おいしい?」と反問したという教訓を元にした人形です。あんこは同じ尊い いのち、父母を比べない、利口で親孝行であるということを示唆してくれます。
この土鈴は全国郷土玩具館開館記念として作られたものです。
いがにんじゃ 伊賀忍者
伊賀忍者の土鈴です。
やくしじとうとうおにがわら 薬師寺東塔鬼瓦
薬師寺東塔鬼瓦の土鈴です。
海老天たまこ、2013年作。
当時、薬師寺東塔は解体修理中で降ろされた鬼瓦を身近に見ることができました。
らいちょう 雷鳥
雷鳥土鈴です。
うまのでんがく
馬の田楽
海老天たまこの落語土鈴シリーズの第16作目です。2013年の作。
くろでんわ
黒電話
清水昭夫さん作。
わんこそば
東北・岩手で作られたわんこそば土鈴は2種類あって、この画像の蓋のないのが向口義男さん、蓋のあるのが上記の黒電話と同じく清水昭夫さんの作品です。
はくたく 白澤
海老天たまこの妖怪土鈴の一つです。
2017年作品
くっしゃみこうしゃく くっしゃみ講釈
海老天たまこの落語土鈴シリーズの第36作目です。2017年の作。
ぐじょうはちまんじょう 郡上八幡城
郡上八幡城の土鈴です。背面は郡上踊りを描いています。
海老天たまこ 2013年作
うめのたね 梅の種
道明寺天満宮の梅の種土鈴です。
ねぶた
青森県 ねぶた祭りの土鈴です。
たけのこ 竹の子
作者不詳
ごじんじょだいこ
御陣乗太鼓
石川県能登の御陣乗太鼓土鈴。
鬼の頭部だけを土鈴にしたものはよく見ますが、この土鈴は太鼓を打つ全身を表現しています。
こまつなぎ 駒つなぎ
奈良県橿原市今井町の古民家に残る「駒つなぎ」を土鈴にしたものです。桝井宗洋さん作
ヘッダーとフッターの画像の説明は9月をご覧ください。
今月は「駒つなぎ」で終わりました。しばらくお休みして次回は「き」から始めましょう。