新潟県・佐渡の土鈴
今月は新潟県・佐渡の土鈴をご紹介します。
新潟県では特に佐渡に土鈴がたくさんあるようです。
観光土産土鈴です。
色々な種類が売られていました。
のろま人形土鈴です。
「のろま人形」は、江戸時代、人形浄瑠璃の間狂言 (あいきょうげん) として行われた道化人形劇のひとつだそうです。
佐渡に渡って根付いた人形芝居では、間抜けな木之助(主人公)、男好きのお花、お人好しの下の長者、欲張りでずる賢い仏師の4人が登場するようです。
無名異焼の「鬼太鼓(おんでこ)土鈴」です。
無名異とは酸化鉄を含有する赤土で、佐渡金山採掘の際に出土したため、その副産物を陶土に利用して焼かれたものです。
鬼太鼓は佐渡に古くから伝わる芸能で、悪魔を払い豊年を祈る神事で、佐渡島内には約120地区で鬼太鼓が伝えられていると言われてます。
ヘッダーやフッターに用いた土鈴も「無名異焼・玉堂窯元」のものです。
天然記念物の朱鷺も色々土鈴になっています。
鷽(ウソ)の型を用いたような朱鷺もユニークです。
古食庵さんの作品です。
「やわらぎ」は、大山祇(おおやまずみ)神社の神前で奉納される、鉱山特有の神事芸能です。
やわらぎには ①固い鉱石がやわらぐように ②山の神様の心がやわらぐように という2つの願いが込められているといわれています。