「か」行
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土鈴関連の辞書です。
今後とも充実を図ります。
①一般にはうがいの擬音、声質、乳幼児の玩具、ガラガラヘビなど、様々なものを指す。
②「ポケットモンスター」シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
③土鈴の一種で鈴口の開けらていないもの。
④「 英彦山(ひこさん)ガラガラ」 大和の大峰山、出羽の羽黒山と並ぶ修験道の三大霊場の一つである九州の英彦山の鈴で、 日本三大土鈴の一つに数えられている。五個の小さな素焼きの土鈴に青と朱で彩色し、藁しべで無造作にくくった素朴なもの。鈴口は開けられている。
鈴紐を結びつけるために鈴の上部に突出して付けられたリング状のもの
堺生まれの画家、本名は末吉、(1877-1942)。人魚洞・芳斎・碧水居という号を使う。人魚洞の名は、自分が好きな「人形」と「人魚」をかけている。 明治25(1892)年に、堺在住の上方風俗画家の第一人者・中井芳瀧に学び、後に養子となった。 画家としての系譜は、歌川豊国 ⇒ 歌川国芳 ⇒ 歌川芳梅 ⇒ 中井芳瀧 ⇒ 川崎巨泉となって江戸の歌川派の流れを汲んでいる。
郷土玩具を描くようになったのは明治36・37(1903・04)年頃より。
大正13(1924)年に、『巨泉漫筆おもちや箱』を出している。そのあとがきには「大阪鰻谷人魚洞にて」とあり、おもちゃの絵が1枚ずつ摺つてあって、それが箱に入っている。
川崎巨泉の、玩具帖全52号・巨泉玩具帖1巻1号~6巻10号までの全112冊の玩具絵画を 大阪府立中之島図書館が寄贈を受け、所蔵している。それらはデジタルデータ化され、 現在ウェブ上で「人魚洞文庫データベース」として公開されている。
浪華面茶會、百鈴會、娯美会のような趣味家の集まりに参加している。
16~17世紀の頃、茶碗屋久兵衛が京都・五条坂一円で金、赤、青の彩色した陶器を作りこれに清水焼の名を冠したと言われてる。
その後、仁和寺の清兵衛こと仁清が産寧坂(三年坂)に窯を築いたのが今日の基となった。
古代の腕輪。貝・石・青銅・鉄などで作り、青銅製のものには鈴をつけたものもある。ひじまき。たまき。
主として古墳時代にみられる腕輪。石釧,銅釧(かなくしろ),鈴釧など。 銅釧は貝輪の形をまねたものなどで,弥生(やよい)時代からみられる。石釧は碧玉(へきぎょく)を材料とし,古墳時代に多い。
明治29(1896)年、橿原市八木町生まれ。本名・幹次郎。
奈良の名工として数えられる一人。琉球壺屋の古典焼の成立に大きく貢献した人物で、県外移出用の装飾過多を柳宗悦に厳しく批判された。
当時の文献で、球陽壺山琉理平、琉理平黒田金作という製作者名が見られるがこれらは黒田壺中の別名。
その後、1932年に奈良県橿原市に戻り畝傍焼(橿原焼)に尽力。
昭和57(1982)年に死去。享年86歳。
「鈴口」、「鈴穴」に同じ。
昭和61(1986)年6月 に神戸市で発足した土鈴愛好家の会。
会員は神戸だけでなく、全国に分布している。
歴代会長と在任期間は以下の通り。
初代 川西誠治 昭和61(1986)年6月~
2代目 進藤勝哉 平成 5(1993)年5月~
3代目 山田 旺 平成11(1999)年6月~
4代目 鈴木博久 平成16(2004)年5月~
5代目 土井正通 平成22(2010)年4月~
6代目 古戎 勇 平成26(2014)年4月~
7代目 西川政典 平成29(2017)年4月~
8代目 吉田 満 令和 4(2022)年4月~
会報として「栞」を発行している。
ホームページはこちらです。
小倉の土鈴は比較的小型のものが多いのですが、ていねいな彩色と音の良いのが評判です。製作者の白石静子さんは2代目です。
初代の白石喜平(昭和46年没)は「音の喜平」といわれたほどで、その鈴の音の良さは定評がありました。
白石喜平は、もとは芦屋の方で親の代から土瓶や湯のみなどを作っていました。終戦後まもなく、若松の恵比寿神社の熊手につける恵比寿面を作るようになり、そのかたわら「土鈴や土人形」を作り始めました。 特に神社仏閣の授与品の土鈴作りの数が増えていきました。
現在の白石静子さんが作る土鈴も、社寺の授与品が中心で、先代からみれば種類が少なくなったとはいえ、それでも100種類余り作られています。
昭和56年に発足した土鈴愛好家の集まり。 会長は土鈴博士と呼ばれた鈴木正彦氏。
名簿に75名の方が名を連ねた大きな会でした。
記念土鈴は博多人形の井上博秀さんが作られており、
第一回の記念土鈴は『金の鈴』、高さが約15センチ、直径34センチほどの大きなものでいかにも土鈴というオーソドックスな形状です。 第二回は『大黒さん』、第三回は『東大寺の鬼瓦』、第四回は十字架状で 鈴口が表と裏の両方に同じ位置で作られている珍しい形の鈴、最後の記念品である第五回の鈴は微笑んでいるような人物の鈴です。