神戸土鈴友の会のお土産土鈴④
今月の「大和の土鈴」は昨年1月、昨年2月、 昨年5月に続いて神戸土鈴友の会のお土産土鈴を紹介します。
今月はその「お土産土鈴」の中で2018年に頒布された五個の土鈴をご紹介します。
神津神社(吉向窯)の干支鈴については前述の午、 未の項目もご参照下さい。
戌年のデザインは毬を追いかけている犬です。
2018年1月頒布
富士山笑呼(ふじやまえみこ)さん作のこけし土鈴です。
季節に合わせて頭の上にチューリップを乗せています。
笑呼さん得意のこけしですので チューリップ以外にも鯛、西瓜、紙風船、蛸、金魚、・・・と色々なバリエーションが生まれています。
2018年4月頒布
西念陶器研究所さんの作品です。
須恵器は従来の土器(土師器)とは全く異なる技術(轆轤技術)を用いて成形し、1100度以上の高温で還元焔(かんげんえん)焼成されることで強く焼締まり、土師器以上の硬度を得たものです。 閉ざされた窖窯(あながま)の中では酸素の供給が不足するが、高熱によって燃焼が進みます。 燃料からは、酸素が十分なら二酸化炭素と水になるところ、このケースでは一酸化炭素と水素が発生します。 これが粘土の成分にある酸化物から酸素を奪う、つまりは還元することで二酸化炭素と水になります。
特徴的な青灰色は、粘土中の赤い酸化第二鉄(Fe2O3)が還元されて酸化第一鉄(FeO)に変質するために現れる。
2018年7月頒布
7月にはお土産土鈴が二つありました。
こちらは、木村さちよさん作の横綱土俵入りの土鈴です。
イメージしたのは残念ながら初場所で引退した横綱・稀勢の里です。
2018年7月頒布
中北訓子さん作の北極オオカミの土鈴です。
2018年は戌年でしたので、犬から連想してオオカミの土鈴になりました。
2018年11月頒布
中北さんのお土産土鈴は今回が3回目で、2008年9月には「酔いどれサンタ」土鈴、 2016年11月にはこの世にない土鈴「鵺(ぬえ)の土鈴」が頒布されました。また、 中北さんの他の作品はこちらでもご覧ください。
神戸土鈴友の会について関心を持たれた方、一緒に土鈴を楽しんでみたいと思われた方はこのホームページの掲示板にご連絡ください。