今月の「大和の土鈴」は昨年1月昨年2月昨年5月に続いて神戸土鈴友の会のお土産土鈴を紹介します。

今月はその「お土産土鈴」の中で2018年に頒布された五個の土鈴をご紹介します。


神津神社授与 干支・戌土鈴

6876_kamitsu_inu

神津神社(吉向窯)の干支鈴については前述のの項目もご参照下さい。

戌年のデザインは毬を追いかけている犬です。

2018年1月頒布

チューリップ乗せこけし

6939_kokeshi

富士山笑呼(ふじやまえみこ)さん作のこけし土鈴です。

季節に合わせて頭の上にチューリップを乗せています。

笑呼さん得意のこけしですので チューリップ以外にも鯛、西瓜、紙風船、蛸、金魚、・・・と色々なバリエーションが生まれています。

2018年4月頒布

須恵器壺

7006_sueki

西念陶器研究所さんの作品です。

須恵器は従来の土器(土師器)とは全く異なる技術(轆轤技術)を用いて成形し、1100度以上の高温で還元焔(かんげんえん)焼成されることで強く焼締まり、土師器以上の硬度を得たものです。 閉ざされた窖窯(あながま)の中では酸素の供給が不足するが、高熱によって燃焼が進みます。 燃料からは、酸素が十分なら二酸化炭素と水になるところ、このケースでは一酸化炭素と水素が発生します。 これが粘土の成分にある酸化物から酸素を奪う、つまりは還元することで二酸化炭素と水になります。

特徴的な青灰色は、粘土中の赤い酸化第二鉄(Fe2O3)が還元されて酸化第一鉄(FeO)に変質するために現れる。


2018年7月頒布

横綱土俵入りの土鈴」

7007_yokoduna

7月にはお土産土鈴が二つありました。

こちらは、木村さちよさん作の横綱土俵入りの土鈴です。

イメージしたのは残念ながら初場所で引退した横綱・稀勢の里です。

 

2018年7月頒布

北極オオカミの土鈴

7024_hokkyokuookami

中北訓子さん作の北極オオカミの土鈴です。

2018年は戌年でしたので、犬から連想してオオカミの土鈴になりました。

 

2018年11月頒布


中北さんのお土産土鈴は今回が3回目で、2008年9月には「酔いどれサンタ」土鈴、 2016年11月にはこの世にない土鈴「鵺(ぬえ)の土鈴」が頒布されました。また、 中北さんの他の作品はこちらでもご覧ください。

 神戸土鈴友の会について関心を持たれた方、一緒に土鈴を楽しんでみたいと思われた方はこのホームページの掲示板にご連絡ください。

Copyright (C) 猫饅頭@大和の土鈴