法相宗大本山の興福寺です。
興福寺の風景というと塔のある風景でしょう。興福寺には2つの国宝の塔があります。五重の塔しか気が付かない人も多いのですが南円堂の西側にある三重の塔も安定感のあるかわいい塔です。
飛鳥の時代には国家的な仏教行事や僧尼の取締りを行う所として官寺が定められました。四大寺とよばれた大官大寺・薬師寺・飛鳥寺・川原寺はその代表です。都が飛鳥から平城に移ったときに大官大寺・薬師寺・飛鳥寺はそれぞれ大安寺・薬師寺・元興寺として移って来ましたが川原寺(弘福寺/ぐふくじ)のみ飛鳥の地に留まりました。その代わり飛鳥の厩坂寺が現在の地に移され、名も弘福寺に似た興福寺と改められて藤原氏の氏寺として栄えました。
一つのお寺に二つの塔があるのは創建時の双塔が残る当麻寺、西塔が再建された薬師寺、
東西の塔跡が残る大安寺が思いつきます。
猿沢池越しの五重の塔観光写真ぽい構図。右の出初式の写真に比べると、五重の塔の手前の樹木がかなり成長しました。 |
猿沢池の出初式今は出初式の場所が変わったので見られない風景。昭和40年代。 |
五重の塔節分の鬼追い式の日 |
東金堂と五重の塔 |
鰐口の土鈴鰐口とは堂前の軒にかけられ、礼拝の時に太い緒を振って打ち鳴らす仏具。 |
東金堂の鰐口土鈴のモデルとなっているのは鎌倉時代の銅製で直径約60センチある。 |
御朱印北円堂 |
御朱印南円堂 |
五重の塔の水煙 |
巳年の土鈴 |
南円堂の散華 |
阿修羅の土鈴です。阿修羅はインドでは熱さを招き大地を干上がらせる太陽神として、常にインドラ(帝釈天)と戦う悪の戦闘神でしたが、 仏教に取り入れられてからは、釈迦を守護する神と説かれるようになりました。
「南都八大寺仏さま巡り」の組土鈴の一つとして作成しました。
2020年5月 カらコロや作成
中金堂再建落慶法要の日です。2018年10月
御朱印 中金堂
中金堂が再建される前ですが御朱印はありました。
中金堂 2019年1月