興福寺 追儺会・鬼追い式

奈良県 奈良市



節分の日の夜の追儺会(ついなえ)は東金堂で本尊・薬師如来を前に自らの罪を懺悔し、新しい年の幸せを祈る星祭り(薬師悔過法要)で始まります。
鬼追い式は、東金堂の基壇(この行事の為に拡張し、舞台になっている)上で黒鬼、青鬼、赤鬼とそれぞれの子鬼が手に手に松明や武器を持って暴れまわります。黒鬼はリーダー格、青鬼の「青」は青信号や青野菜いうときの「あお」のように実際は緑色をしています。この三色の鬼たちは人間の三つの煩悩の象徴で、赤鬼は「貪欲」、青鬼は「怒り」、黒鬼は「愚痴」を表しているそうです。そこに毘沙門天が現れて鬼と戦い平伏させます。この戦いの楽しいパフォーマンスで追儺会の雰囲気はピークになります。
その後、大黒様や年男・年女が登場し豆まきが行われます。
行事は6時30分の法要に始まり追儺式、豆まきに移って8時頃終了します。例年4000人くらいが集まるので1時間程度早く行かなければ前のほうで見れません。


   
五重の塔 子鬼の登場

五重の塔

子鬼の登場

 
黒鬼 赤鬼 青鬼

黒鬼

赤鬼

青鬼

 
毘沙門天 毘沙門天 豆まき

毘沙門天登場

 

豆まき

鬼追い式には登場しませんが興福寺の国宝館には天灯鬼と竜灯鬼という2匹の有名な鬼さんが常設展示されています。


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このページは2010年1月28日に更新されました。
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