卓話 授与鈴の現況と課題 3ページ目

 

2.授与鈴の種別と分布状況

(1)伝統的授与鈴

 伝統的授与鈴を以下のA、B、Cの3群に分けてお話しします。

[A群]本来の授与する根本的な伝統的な意義を未だに伝えている類のもの

[B群]その神社あるいはお寺に祀られている神様、仏様或いはそれに関連したものを
 模した類のもの

[C群]十二支と重なる関連した神社仏閣に関わるものの類

 

[A群]本来の授与する根本的な伝統的な意義を未だに伝えている類のもの

虫切の鈴

◇虫切の鈴(金桜神社)

金色2センチほどの埴型の素焼きの鈴を五個紐で結んであるもので子供の寝ている部屋に吊るしたり、腰に吊るしたりして鈴が割れると瘤の虫が治る(切れる)と云われ喜ばれたそうです。

 

英彦山カラカラ

◇英彦山カラカラ(英彦山神社)

振ると ガラガラ鳴るのでその名前となっているようで音色は横綱級で、参詣者に分け与え門口に吊るしたり田中に埋めたりして厄除け招福、虫除けなどに効き目があると信じられています。

(栞188号に関連記事あり)

鈴占の鈴

◇鈴占の鈴(蜂田神社)

まさに鈴の本来の意味をちゃんと今日に伝えている形のもの

 

洲崎(すさき)神社

◇疫病除洲崎神鈴

名古屋市中区にある洲崎(すさき)神社は、平安時代初期に創建された古社で、小さいながらもパワースポットが集まった神社です。

御参考 疫病除け 江戸時代初期、枕元に

 

 

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