石上神宮の兎土鈴

奈良県 天理市
石上神宮は崇神天皇の7年に物部の連の祖、伊賀色雄が天皇の命令で 宝剣の「フツノミタマ」をここに祀ったとのが始まりという。
奈良時代より伊勢神宮とここだけが「神宮」の号を用いていた。
ところで、ここに紹介する兎の土鈴は卯年でなくても売られているので干支鈴では無いようです。

      
石上神宮 石上神宮 石上神宮 石上神宮
  裏側 石上神宮の額
布留御魂大神
石上神宮の額
土鈴


      
石上神宮 石上神宮
古いタイプは大きい こちらは赤膚焼です。


 卯年の干支鈴で無いとすると何故ウサギなんだろう。インターナットで検索した範囲ではそれらしい解は見つかりませんでした。神社に行って聞けば判るのでしょうがまずは考えてみましょう。
石上神宮の祭神は、
 布都斯御魂大神=スサノオノミコト
 布留御魂大神=ニギハヤヒノミコト(饒速日命・邇芸速日命・櫛玉饒速日命)
とする説があります。
 このニギハヤヒノミコトは物部一族の祖神です。奈良には物部一族の神社が色々あるようですが中でも有名なのはこの石上神宮でしょう。そしてニギハヤヒノミコトは大物主命であるともされているそうです。大物主命、大国様といえば因幡の白兎、連想ゲームのようにウサギにたどり着くことが出来たのですが正解でしょうか?
 残念ながら違うようです。石上神宮までわざわざ聞きに行ってきました。このウサギさんは石上の神様のお使いだそうです。石上の神様は卯の年、卯の月、卯の日にこの地に着かれたということで卯と関連が深い。また、方位でいえば卯は東、太陽が昇る方向で古い神社は卯をお使いにしているところが多いということです。
ところで、ニギハヤヒノミコトは天孫より先に天磐船に乗って降臨した天神の御子だといわれています。その空飛ぶ船に関連して、やはり物部一族の神社で航空安全(交通安全ではありません)の 神様の矢田坐久志玉比古神社もあります。



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このページは2008年 6月 8日に更新されました。
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