オリンピックの土鈴
オリンピックイヤーが2020年から2021年に延期されたのでこのページの公開も1年延期しました。
1年延期はしましたが、新型コロナ感染拡大の現状からオリンピックの実現性は赤信号という他ありません。
幻のオリンピックとなる前に、このページを公開します。
土鈴の世界の中で平和の祭典をお楽しみください。
2013年9月7日、2020東京大会の開催が決定されました。これはその記念土鈴です。
流行語となった「おもてなし」の言葉も書かれています。
佐賀県の多久土鈴、倉富博美さん作
2004年アテネ大会の記念土鈴です。
正面には日本国旗、オリーブの葉、五輪が描かれています。月桂樹ではなくギリシアっぽいオリーブです。
また、日の丸が正面に見えるように少し前かがみの形とする工夫がされています。
背面には日本が獲得したメダルの数が書かれています。
京都府の東山工房、初代小山秀岳さん作
アテネ大会での日本のメダル獲得数は37個でしたので、この土鈴は37個限定で作成されました。
「37個限定」ということで、土鈴作成後には型が壊されました。
2008年北京大会と2012年ロンドン大会の記念です。
北京オリンピック鈴は京都府の東山工房、初代小山秀岳さん作
ロンドンオリンピック鈴は佐賀県の多久土鈴、倉富博美さん作
2016年リオデジャネイロ大会の記念土鈴は作成されませんでした。
1936年(昭和11年)のベルリンオリンピック大会を記念して作成された土鈴です。
戦前の蒐集家の団体・西宮雅楽多宗の創設者の一人である宮本圓心(円心)氏の考案によるものです。
この大会では田島直人(三段跳び)、孫基禎(陸上競技男子マラソン)、前畑秀子(競泳200m平泳ぎ)等、6個の金メダルを獲得しました。
宮本圓心氏はこの鈴を蒐集家仲間に配布したようで、多くの礼状が返ってきていました。
礼状も色々工夫をこらしていて、趣味人の余裕が感じられます。
これらのハガキの差出人で名前のわかる人は
塩山可圭、田中繙賞、丸山卯三郎、梅谷紫翠各氏です。
ヘッダーとフッターは前回の東京大会の思い出を土鈴にしたものです。「第2回マスマス土鈴を楽しみマス」の会の土鈴の一つとして作成されたものです。