今月は大津絵十人衆土鈴です。今回揃って入手できましたのでご紹介します。
滋賀県の大津には有名な「大津絵」があります。
大津絵の初まりは、近世の初期頃から、東海道の大津宿から逢坂(おおさか)を越える街道筋で、土産物として安い値段で売られていた民俗的な「泥絵」です。
大津絵は100種近くあるといわれていますが、その中から、代表的な人物など10点を土鈴化したものが十人衆土鈴です。
弁慶 長刀を地面に突き立てた 弁慶の立ち往生 |
槍持奴 威勢よく槍を振って 大名行列の先頭を歩く姿 |
藤娘 大津絵の美人画の中で 一番人気 |
長寿翁 「外法の梯子剃り」 福禄寿の頭に大黒が梯子をかけて 剃刀を使っている。 |
矢の根五郎 武勇に長けた為朝を 描いたもの |
瓢箪鯰 丸いひょうたんでぬらりくらりした 鯰を押さえる猿知恵 |
鬼の念仏 殊勝げな偽善者の邪心を 鬼に見立てたもの |
座頭 琵琶法師が犬に 吠えつかれている |
鷹匠 若く伊達なものともてはやされた 美少年・若衆 |
雷公 「雷の太鼓つり」 太鼓を落とした雷が錨で 釣り上げようとしている。 |
大津絵十人衆土鈴 |