2月といえば節分です。奈良でも元興寺節分会(火渡り)、興福寺の節分行事(追儺式・鬼追い式)、その他多くの行事が行われます。それに飛鳥では、お多福と天狗がユーモラスに夫婦和合のさまを行う飛鳥坐神社のおんだ祭、今年は五日に催されます。
そこで、飛鳥といえば二面石や猿石のような石造記念物。それに亀石。ということで今月は亀さんの土鈴です。...かなり強引ですが。
亀石土鈴。 |
亀石土鈴。 |
続いて他の亀さん土鈴をご紹介します。
亀石と紛らわしいですが こちらは亀型石です。 桝井宗洋さん作 |
中宮寺 天亀鈴 甲羅に書かれた「唯仏是真」は、聖徳太子が残した言葉です |
「世間虚仮 唯仏是真」 せけんこけ、ゆいぶつぜしん)「世の中は虚しくって、仏だけがまこと」って意味でしょうか。中宮寺の天寿国繍帳に書き込まれている言葉です。 伝世品としては最古の刺繍である天寿国繍帳には亀の甲羅に4文字の刺繍銘があり、当初は100匹の亀さんが刺繍されていたとされています。4文字×100匹、すなわち400文字が『上宮聖徳法王定説(じょうぐうしょうとくほうおうていせつ)』に記されていて、「推古30年(622)に聖徳太子が亡くなられ、妃の橘大郎女(たちばなのおおいらつめ)が、推古天皇に願い出て、太子が往生した天寿国の有様を刺繍によって表したもの」だということです。 |
亀さん二匹 |
これも亀さん 日光浴中? |
四天王寺の「亀の池」の亀さん 中北訓子作 顔がメチャメチャ恐いです。「魔除/厄除けを願うならこんな怒った顔のほうが良い。」って中北さん談。 |