9月の金鵄土鈴、10月の駒つなぎ土鈴、11月の藤原京軒丸瓦土鈴に続いて、大和国中の土鈴シリーズです。今月は、飛鳥亀型石土鈴をご紹介します。
飛鳥は「石と水の都」だったと言われています。明日香村(飛鳥)を歩くと、あちこちに石があり、かつては、その石の間を水が流れていたと考えられます。 飛鳥の都作りは水を使った都作りだったのだろうと思われます。
酒船石のある丘から降りると亀型石(亀形石造物)と呼ばれる石があります。小判形の石槽と亀の形の石槽が連結されており、水が流れています。ここは斉明天皇の「両槻宮(ふたつきのみや)」の一部ではないかとも考えられています。
亀型石土鈴 桝井宗洋さん作 |
亀型石土鈴 |
亀型石(レプリカ) 近くで見ると結構大きいです。 |
亀型石と紛らわしいですが飛鳥では亀石の方が有名です。次に亀石の土鈴をご紹介します。少しづつ雰囲気が違いますネ。
他にも飛鳥に関連したものとして吉備姫王墓の猿石土鈴 や飛鳥坐神社のちんちん鈴 等の土鈴があります。その他のいくつかをご紹介します。
飛鳥寺の首塚 |
飛鳥大仏 |
雷丘の雷神 |