2月11日が「建国記念の日」となったのは1967年2月11日から、この日は記紀によると紀元前660年、神武天皇が即位したとされる日です。
「建国」記念日ではなく「建国記念」の日なのは、「史実に基づく建国」の日ではなく、「建国されたという事象そのものを記念する」日であるという考えによるものということで「の」がすごく意味を持っているようです。
ところで背景に用いた印は昭和15年(1940年)の橿原神宮参拝記念の印です。この年は上述の神武天皇の即位から2600年目、即ち皇紀2600年で、この年の正月3ヶ日の橿原神宮の参拝者は前年の20倍、125万人に達し、創建以来の最高を記録したそうです。(近年は70〜80万人程度)
ということで今月は橿原神宮の土鈴をご紹介します。
参拝記念 「畝傍焼・山本芳考」、2600年祭に際して母窯「當麻焼・大塚順啓」から分かれて創始されたものです。 |
参拝記念 武田長兵衛商店 三種の神器土鈴 |
御神鈴 |
金鵄 桝井宗洋さん作 大和国中土鈴シリーズ |
亥 干支鈴 |