駒形大重神社(こまがたおおしげじんじゃ)は、かつて駒形神社と大重神社は、別々に祀られていましたが、明治40年に合祀されて現在に至っています。
大重神社の祭神には葛城雅犬養連網田が祀られています。この人物は645年6月12日に、伝飛鳥板蓋宮の大極殿において、中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺するときに、刺客とした人物です。
九品寺は駒形大重神社のすぐ南にあり、聖武天皇の詔り(みことのり)によって奈良時代の僧、行基が開基したお寺です。御本尊は平安時代後期に造られた、本造阿弥陀如来像で、国の重要文化財に指定されています。
また、この寺は境内や本堂の裏山に千体石仏とよばれる石仏群があることで有名です。その数は1600体とも1700体といわれていますが、現在も出土しておりその数は定かではありません。石仏はどれ一つとして同じ顔はなく、今も、村人の厚い信仰心によって守られています。
駒形大重神社
「番水の塔(ときみずのとう)」
田んぼの中にポツンと立っています
「何やろ?」と思って見ると時間を決めて水路の堰を切りかえるものだそうです。
九品寺・山門と境内
九品寺・石仏 | 九品寺・千体石仏 |
九品寺より大和盆地を遠望 | 大和三山が一望できるポイントです 中央が畝傍山、左に耳成山、右に香久山 この一帯は秋にはコスモス畑になります |
綏靖(すいぜい)天皇 高丘宮跡
石碑がなければただの雑木林です。
また、この辺りは葛城一族で第16代 仁徳天皇の后の磐之媛(いわのひめ)の出身地ということです。