山本芳考さんの型から復元された土鈴の紹介の4回目です。

せん仏鈴

5733_senbutsu    山田寺跡出土せん仏

どこで授与されていたものかは判りませんが、せん仏(「せん」は土偏に専)の土鈴です。

せん仏は型に粘土を押し付けて形作り、それを焼いたものです。土鈴の作り方と似ています。

ところで、この土鈴のモデルはどこのものでしょうか?色々調べてみると右の写真のような似たものがありました。

これは山田寺跡出土品です。山田寺の壁を飾っていたものでしょう。ただ、せん仏は上記のように型から作るので複製がたくさん作られます。 その意味ではモデルが山田寺のものと断定はできないかもしれません。

当麻寺 仁王鈴 (小)

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当麻寺の仁王門の金剛力士像、阿形・吽形のそれぞれの顔を両面に模ったものです。

先々月も同じ当麻寺の仁王鈴をご紹介しましが、こちらの方が小さくデザインも若干異なっています。

他にももっと大きく、阿吽両面でなく片面の仁王鈴もありますので別の機会にご紹介します。

飛鳥寺 飛鳥大仏鈴

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飛鳥寺の飛鳥大仏鈴です。

飛鳥大仏は飛鳥寺(安居院)の本尊で銅造釈迦如来坐像として重要文化財に指定されています。また年代のわかる現存の仏像では日本最古のものと言われています。

その大仏の頭部を土鈴にしたもので黒光りした金銅仏の雰囲気を出しています。

芳考さんの復元土鈴はまだまだありますので残りはまたの機会にご紹介します。

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