今日(7月17日)雨の中、田んぼの横を歩いていると小指の先くらいの大きさの蛙がたくさん跳んでいました。おたまじゃくしから変身したばかりなのでしょうか?
今月、ご紹介しますのは蛙の土鈴です。 南都元興寺には蛙に関連した土鈴があります。
蛙石 上に乗っている信楽焼き(?)ではなく、下の大きな石です。 土鈴のモデルはこんな感じです。 |
かえる石 (大阪城の蛙石) 江戸時代の奇石を集めた「雲根志」に載せられている大阪城の蛙石である。河内の川べりにあった殺生石だった様だが、後に太閤秀吉が気に入って大阪城に運び込まれたという。淀君の霊がこもっているとも云い、近代には乾櫓から堀を挟んだ対岸隅にあった。大阪城にあった頃は堀に身を投げた人も必ずこの石の下に帰ると言われた。ご縁があって昭和31年にこの寺(元興寺)に移され、極楽堂に向って安置された。 |
蛙石供養 福かえる、無事かえるの名石として、毎年7月7日に供養される。 |
蛙石土鈴 水島石根 作 |
福かえる土鈴。 今はもう授与していません |
福かえる土鈴。 元興寺受付の主。受付で頼めば見せてくれます。 |
蛙は高慢さと愛嬌があり、動静両面が印象的な生き物です。蛙石と太閤秀吉、淀君、お堀に関わる伝説など、うなづけるものもあります。
この蛙石土鈴は京都府相楽郡木津町鹿背山在住の水島石根先生が謂れに因んで謹製奉納されたものです。土によって何種類か色変わりがあるようです。
元興寺極楽坊は秋にはジャズの演奏会場になります。 |
演奏風景。 国宝建造物の中では音響が格別です。 |
演奏風景。 |