百舌鳥古墳群の東南端、前方部を西に向けた前方後円墳です。被葬者不明の陵墓参考地として宮内庁に管理されています。世界一の現・仁徳天皇陵現・履中天皇陵に続いて百舌鳥古墳群では3番目、全国でも8番目の大きさです。
また、百舌鳥古墳群の中では最初に築造された乳岡古墳(4世紀末)から約100年後に築かれた最も新しい頃の古墳とされています。
現在、第18代反正天皇の陵は田出井山古墳が当てられていますが江戸時代以前の伝承ではこの「にさんざい古墳」を反正天皇陵としていたそうです。

後円部くびれ前方部

北側から見たところ。左奥が後円部、右手前が前方部です。
この写真では判りませんが前方部を大きく広げ、整った形をしています。



規模 単位:m
墳形全長後円部径後円部高前方部幅前方部高くびれ部幅くびれ部高年代
前方後円墳2901562422422.5110175世紀末

 2012年に墳丘裾の護岸工事の際に行われた調査において、現在の墳丘の端から5メートル外側の濠の底から本来の裾部分が検出されたため、 本来の墳丘長は300メートル以上となり渋谷向山(現・景行陵)古墳と並んで全国第7位の規模になるとされています。

前方部 後円部
前方部、周遊路が工事中でした。 後円部


通路 濠
宮内庁の通路 濠 3月


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