富山県の土鈴
今月は富山県の土鈴をご紹介します。
県別の土鈴としては2012年5月に山形県の土鈴を紹介してから約6年ぶりです。 これからも時々はこういうパターンで紹介したいと思います。
雷鳥は富山県の県の鳥として昭和36年(1961年)11月3日に制定されています。
日本アルプスの代表的な高山鳥であるこの鳥は、特に富山県民が仰ぎ親しんできた霊峰立山に多く生息し「立山神の使い」として愛されています。
そこで土鈴でも雷鳥が描かれたものが色々ありそうです。
右端のものは黒部ダムの観光お土産土鈴です。
露天風呂に入っている美女が色っぽい、宇奈月温泉の観光お土産土鈴です。
宇奈月温泉が出来たのは大正12年で、それまでは桃の樹林が広がる無人の台地だったそうです。
そこで桃の絵が描かれているのでしょうか。
富山土人形の代表的作品の蛇の目です。土雛窯・古川圭子さん作
富山土人形は江戸時代、名古屋の陶工である広瀬秀信が、富山藩主前田利保に土人形を献上したのが始まりといわれる富山県の伝統工芸玩具です。
その後、広瀬家より技法を学んだ渡辺家が家業として伝統を守り続けてこられましたが三代目渡辺信秀氏亡きあとは 土雛窯と富山市民俗民芸村内のとやま土人形工房(伝承会)の二系統で続けられています。
以下にも富山土人形の作品をご紹介します。
こちらも伝統的なデザインの古代犬です。2018年の年賀切手デザインにも採用されました。
背中に達磨を乗せたものもあります。
2017年の年末に訪れた時には翌年の戌年に備えて多くの犬作品が作られていました。
岩松院の蛙土鈴です。
信州・小布施の岩松院は本堂大間の天井を飾る「八方睨み鳳凰図」、葛飾北斎最晩作があり、
裏庭の「蛙合戦の池」には俳人小林一茶の句碑「やせ蛙まけるな一茶これにありjがある。
そこで蛙の土鈴です
月世界本舗の和菓子「まいどはや」にはとやま土人形工房作の土鈴が付いています。
「まいどはや」とは富山弁で「どうも、こんにちは」や「ごめんください」という意味です。和菓子の他、富山市で運行されているコミュニティバスの名前にもなっています。
ヘッダーやフッターにはとやま土人形工房で絵付け体験して作った土鈴を挙げました。
ヘッダーはザウルスと卵の土鈴、
フッターは招き猫の土鈴です。