干支土鈴 申の続き
今年・2016年(平成28年)の干支は丙申(ひのえ さる)です。
昨年11月、先月にも申土鈴をご紹介しましたが、今年に入って入手できたものをいくつかをご紹介します。
率川神社(いさがわじんじゃ)授与の親子猿(左上・青垣園製)と
東大寺授与の親子猿(右下)です。
率川神社は奈良市本子守町にある神社で、古くより「子守明神」とたたえられ、安産、育児、生育安全、家庭円満の神様として信仰されています。授与干支鈴も子守にちなんで 親子鈴が授与されていましたが、近年は親子でない干支鈴が続いていました。今年は久しぶりの親子鈴復活です。
神津神社は大阪の十三にある神社です。
重くて手作り感がある土鈴が授与されています。
今年のデザインは母猿に抱かれた三匹の子猿です。子猿は夫々見ざる聞かざる言わざるのポーズをとっています。
神津神社の境内には吉向窯があり、これは、昭和五十九年の第三回十三文化祭で十三小学校校庭に再現したものを、神津神社に移築したものです。
創作家・木村昭宣さんの「すがも土鈴」の米俵申土鈴と前掛け申土鈴です。
米俵申土鈴は、猿が米俵を背負った形状です。古来から、米俵は「五穀豊穣」や「福」のイメージとして定着しておりました。
この土鈴は背負っている米俵(福)は、地道な努力が気づかぬうちに背に積もっていき、忍耐や誠実さが報われるイメージです。
前掛け申土鈴は前掛けをしているので赤ちゃんの干支土鈴をイメージしておりますが、意味としては初心という気持ちも込められています。
前掛け(先駆ける)という言葉をかけた、何かことを始めるときに飾って頂きたい土鈴という意味合いも含まれています。
鎌倉ベルズは、神奈川県鎌倉市にある銅製の風鈴屋さんです。
土鈴は干支のみを作られているそうです。
今年の申鈴は、作家の菊地さんが住まれている地域に棲息するオオルリの鳴き声を聴いているデザインになっています。
海老天たまこの申鈴はこちらで紹介しています。
2月といえば、忘れてならないのは節分ですね。節分土鈴の新作はこちらで紹介しています。