奈良の古い町並み・奈良町、その中の西新町「庚申堂」は堂内の中央に木造彩色の青面金剛立像が安置されて、毎年2回、「勤労感謝の日」と3月の第2日曜日に講の人達によって「庚申祭」が行われ、参拝者には大根とこんにゃくの田楽がふるまわれます。
また、付近の民家の軒下にぶら下がっている赤い三日月形のぬいぐるみは庚申信仰の「身代わり猿」です。庚申の日には日頃人の体の中にいる悪玉の「三戸ノ虫」が抜け出して、天を支配する玉皇大帝(北極星)に告げ口をします。そこで悪事がばれても「身代わり猿」が人に代わって玉皇大帝の怒りを全部引き受けてくれるそうです。
奈良町・庚申さんの「身代わり猿」土鈴 |
「身代わり猿」土鈴 奈良 赤膚焼 |
奈良町・庚申堂 屋根の上にも三猿が |
次はいろんなくくり猿です。
くくり猿土鈴 のごみ人形 |
くくり猿土鈴 高橋毅ヲ 作 |
くくり猿土鈴 信貴山 宝寿窯 |
庚申猿土鈴 |
八坂庚申堂 |
八坂庚申堂 |
八坂庚申堂 |