岡山県総社市の軽部神社は、以前境内に垂乳根の桜と呼ばれる、枝垂れ桜があったことから、乳神様(おっぱい神社) として有名で、 今も安産や母乳の出を願うため乳房を型取った手作りの絵馬が数多く奉納されており、女性達の信仰を集めています。
おっぱい土鈴 備中張子倶楽部さん作 |
軽部神社 意外と小さな神社です。 |
軽部神社 奉納された絵馬です。 |
昨年の12月にも紹介しました備中張子倶楽部さん作の「おっぱい土鈴」です。垂乳根の枝垂れ桜にちなんで桜の花びらが散らされています。
鈴紐は乳がん啓蒙運動のシンボルマークであるピンクリボンをイメージしてピンクの蝶結びになっています。鈴紐にも気配りがあるんですネ。 右側は同じく備中張子倶楽部さん新作の「素隠居土鈴」です。 素隠居(すいんきょ)とは倉敷市・阿智神社の春と秋の祭の日だけに現れるおじいちゃんとおばあちゃんで、 まゆげがついているのがおじいちゃん、髪の毛が長いのがおばあちゃんです。「元(素)の御隠居」の略とか、「ただ(素)の隠居」「素敵な御隠居」の意味だとか言われています。 人を見つけては、うちわで頭をポン、うちわで頭をたたかれると御利益があるようです。 この土鈴では背中合わせにおじいちゃんとおばあちゃん顔が付いています。 |
素隠居土鈴 備中張子倶楽部さん作 |
次はいろんな桜です。桜の土鈴はこれまでにも紹介していますが人気のある素材だと思います。
塩竃桜土鈴 桝井宗洋さん作 和菓子のようです |
お多福土鈴 中北訓子さん 作 桜柄の着物が艶やか |
古木桜土鈴 中北訓子さん 作 デザインがユニークです |