長谷寺は一名「花のみてら」の名で知られるように、桜、牡丹、アジサイ、そして紅葉と、四季を通じて季節の花々で美しく彩られます。特にゴールデンウィークの頃には 室生寺の石楠花と並んであまりにも有名な牡丹です。 登廊の両側を中心に、本坊、東参道など境内各所に点在する牡丹園には、現在約150種、7000株が植えられています。
花咲かば堂塔埋もれつくすべし(虚子) この花は桜なんでしょうネ。長谷寺は牡丹だけでなく桜も吉野と並び千年来の名所になっています。舞台造りの代表建築といわれる本堂や山内の堂塔伽藍が花につつまれる眺めは、まことに壮観です。