賀茂茄子土鈴。 今月は有名な賀茂茄子土鈴です。葵祭りの風景が描かれています。 |
葵祭りは毎年5月15日に行われる京都の代表的なお祭です。その起こりは古墳時代後期の欽明天皇(540 〜571年)のとき、凶作に見舞われ飢餓疫病が流行したため、天皇が勅使をつかわし「鴨の神」の祭礼を行ったのが起源とされています。 上賀茂、下鴨両神社の例祭で、祇園祭、時代祭とともに京都の三大祭に数えられています。 |
葵祭りの行列ってこんな感じです。
葵祭りの一場面 |
葵祭りの一場面 |
葵祭りの一場面 |
奈良国立博物館 |
東大寺印 |
先月ご紹介しましたこの土鈴のモデルになっている鉄鎚印が現在、奈良国立博物館の「重源」展で展示されています。 機会があれば御覧下さい。 実物は、山口県阿弥陀寺の鎌倉時代(13C)のもので重要文化財になっています。 周防の杣山から切り出された東大寺の用材に打ち込まれた鉄製の印です。印だけでなく木製の持ち手が付いています。また、印面には「東大寺」と陽刻され、背は鎚で強く打たれ、まくれが生じています。 阿弥陀寺は東大寺の木材の供給基地でありこの鉄鎚印が阿弥陀寺の歴史を象徴しています。 |