吉野山と寺社、大峯奥駆道、熊野参詣道・小辺路を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が国内では今世紀になって初めて、通算12件目(世界では現時点で788件)の世界遺産に登録されました。
雄大な山々に抱かれた修験の聖地、そして祈りの道。奈良県、和歌山県、三重県にまたがる広大な遺産です。
奈良県の吉野は既に紹介済みなので今月は高野山と熊野を中心に紹介します。最初は高野山です。
町石鈴の由来
古来の高野登山本街道である慈尊院より高野山大塔まで、町毎に仏教の胎蔵界180尊、大塔より奥の院まで金剛界37尊を象って、都合217本の町卒塔婆石が建てられている。
これが所謂町石で、創始は勿論弘法大師であるが、最初は木材を以って建立せられたので腐朽散逸のおそれありとし、文永二年高野山遍照光院の大覚教上人発願して、普く貴賎を勧発して現存の町石とした。
この鈴は文永9年に建立された108本目の町石で登山口慈尊院にあるものを模したものである。
「紀州郷土玩具研究会」の解説栞より
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