The tomb of Emperor Ingyou, the 19th Emeror of Japan.
第19代允恭天皇の陵とされています。洪積段丘の国府台地のうえに前方部を北に向けて造られた前方後円墳です。墳丘は三段に築かれ、周りには、二重の堀が巡っています。
この古墳の周りには阿蘇溶結凝灰岩製の家形石棺や多量の副葬品が納められた唐櫃山古墳や長持山古墳、その他、衣縫塚古墳、宮の南塚古墳、御曹子塚古墳など10基近くの陪塚が存在します。
允恭天皇は第16代仁徳天皇の第4子、第17代 履中天皇、第18代反正天皇の弟で、「倭の五王」の内の「済王」とされています。「宗書」によれば、443年に倭国の済王が使者を派遣し、貢ぎ物を贈り、「珍王(反正)」をしのぐ「6国の諸軍安東将軍・倭国王」という高位に任ぜられたとあります。
墳形 | 全長 | 後円部径 | 後円部高 | 前方部幅 | 前方部高 | くびれ部幅 | くびれ部高 | 年代 |
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前方後円墳 | 230 | 140 | 160 | 5世紀後半 |
参道入り口の道標 | 正面 | 看板(制札)です |
古墳東側、住宅地が迫っています。 | 国府八幡神社。左側の小山は陪塚 |
昭和初期の写真 |
陵印 S16.04 |