室の宮山古墳(室大墓・国史跡)は、当時の天皇陵墓にも比肩する全国で第18位の大きさを誇り、葛城襲津彦(そつひこ)の墓の有力な候補といわれています。襲津彦は第16代 仁徳天皇の皇后となった磐之媛(いわのひめ)の父にあたる人物で、朝鮮半島の戦で数々の武勲をあげました。また、前方部が南西に向いています。その規模以外にも「王の柩」とされる長持形石棺を竪穴式石室に安置されたままの状態で見学することができる貴重な古墳です。
付近は巨勢山古墳群と呼ばれ約1500m東には飛鳥の石舞台古墳に匹敵する石室が見つかった條ウル神古墳がある。