未の干支土鈴
夏の暑さがやっと去ったかと思えば、もう年賀状の売り出し。
季節が進むのがとっても早く感じます。土鈴の世界ももう来年の干支が出回ってきました。 そこで、今月の土鈴は「未の干支土鈴」です。新作も旧作もあります。また、これから後に入手するものも あると思いますが、それらは別の機会に。
2015年は乙未(きのとひつじ、いつび)です。他の年の五十鈴はこちら からどうぞ。
奈良県桜井市穴師にある桜三輪(おうみわ)窯さんに干支鈴を作ってもらいました。
小さくてかわいいヒツジさんたちです。
横手市に伝わる土人形の中山人形の十二支の土鈴です。
黄色い地肌が目立ちます。
中山人形は、130年前に九州佐賀県(鍋島藩)から始まり岩手(南部藩)を経て 秋田県横手市(佐竹南家)に伝えられたといわれています。
中山人形は現在、樋渡製作所でのみ作られています。
抱えた玉にインパクトがあります。
秋田県仙北市(旧・田沢湖町)にある「工房北の仲間たち 北浦土人形土鈴」と言う工房で作られています。
北浦というのは田沢湖近隣地域の総称です。
2014年秋、奈良で開かれる正倉院展の目玉商品は鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)と桑木阮咸(くわのきのげんかん)です。
桑木阮咸はバンジョーのような形をした絃楽器です。ヒツジさんにその桑木阮咸を持たせてみました。 また、丸顔でふくよかなヒツジさん、どことなく鳥毛立女屏風の女性に似ていませんか?
海老天たまこ作