奈良には春日若宮御祭りのように伝統を感じる祭りは色々ありますが参加型の祭りは少ないようです。バサラ祭りは今年で4回目、歴史は無いですが年々参加者が増えており新しい歴史を作っていきそうです。
ところでバサラってなんやネン。もともとはサンスクリット語で金剛(ダイヤモンド)のこととは今回調べて知りましたが、十二神将の伐折羅大将や近江の佐々木道誉、美濃の土岐頼遠、そして高師直らを代表格とするバサラ大名というのはよく知られる言葉です。伐折羅大将のお姿が、あまりにも際立って目を引いたので奇をてらって、粋な振る舞いや派手な衣装を競った大名を「バサラ大名」と呼んだ、即ち、ダイヤモンドも伐折羅大将もバサラ大名もバサラ祭りも語源は同じということです。
現状・現体制に満足せず、また、風流を解する心を尊重する生き方です。あの織田信長も若いときに「かぶき者」、「ばさら者」と呼ばれていたのですネ。
2001年のパンフレットの表紙 踊る・なら・それっ! バサラ祭り 2002年は8月24/25日に行われました。 詳細はバサラ祭りのホームページでご覧下さい。 |
伐折羅大将土鈴 十二神将で有名な新薬師寺 |
祭りのスナップ | こんな鳴子を使います。 |
新薬師寺の伐折羅大将といえば入江泰吉さんの写真を思い出します。9月1日まで新薬師寺のすぐ隣の奈良市写真美術館で展示中です。 左の画像は今回の展示のパンフの一部です。 (注)伐折羅大将の写真の展示は終わりました。 現在の展示テーマは奈良市写真美術館のホームページでご確認下さい。 |
同じ祭りで連想して老舗の阿波踊りの土鈴です。