普門山蟹満寺(真言宗)

京都府 相楽郡山城町



奈良朝以前、秦氏の一族秦和賀によって建立され、後に行基菩薩の関与により民衆の厚い信仰を集めてきた。国宝で本尊の銅造釈迦如来坐像も穏やかな容貌で旅人を迎えてくれる。狭い本堂の中でこの像はすごく大きく感じる。

蟹満寺縁起(今昔物語集巻十六第十六話)  蛇に求婚されて困っていた娘がいた。その娘は以前に村人が捕えて食べようとしていた蟹を譲り受けて逃がしてやったことがあるので、助けられた蟹が恩返しに蛇と戦い、静まると鋏で寸断された大蛇と無数の蟹の死骸が残されてた。
 娘の身代わりとなったたくさんの蟹と哀れな蛇の霊を弔うためにお堂を建て、観音さまを祀ったのがこのお寺の始まりと言われる。観音堂の扉の上には蛇に巻きつかれた蟹の額が掲げられている。
 毎年、四月十八日、この縁起に因んで蟹供養放生会が行われる。

綺原神社 御朱印

綺原神社

御朱印



蟹満寺 蟹満寺

蟹満寺境内

蟹満寺額

蟹が目立っているけれど、周りに蛇がいます。


石碑 土鈴 土鈴

JR棚倉駅前の石碑

土鈴

左は露天の骨董屋さんで見つけました。汚れていたけど、たったの50円。
右は保存がよく、柄がクリア。
故・山本芳考さん作


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猫 このページは2003年11月 5日に更新されました。