奈良県 奈良市
荒木又右衛門がためし斬りしたと伝えられる首切地蔵です。 彫刻の手法から鎌倉時代の作と考えられています。
朝日観音は対岸の岸壁に彫られています。 これは早朝に高円山の頂からさしのぼる朝日に真っ先に照らされることから名付けられたもので、実際には観音ではなく中央は弥勒物、左右は地蔵仏です。 この石像には文永二年(西暦1265年)の銘があり、鎌倉時代の石彫の代表的なもので、これより下の夕日観音と同じ作者と考えられています。