今月の土鈴 2009年 4月

土鈴を作ろう♪ たまチャンの場合 その6


 ギュッ!とくっつけたら、ソロリソロリと型から抜き出します。丸い粘土が出てきたかな?はみ出した粘土(バリ)は 金属ヘラ(バターナイフとか・・・)で削り取り、接着部分や布目はバックスキンに水を含ませたものでナデナデします。
ヒモ穴はストローを斜めにカットしたもので開けます。鈴の中にヒモ穴の粘土を落とさないようにしてネ。
穴をあける代わりにヒモを通す輪っか(「鐶・かん」と言います)を外につけるやり方もあるけど、 たまチャンはあんまりやらないみたい。それよりデザインによっては紐をつけないものも作るようだ。下の月猫ちゃんにはヒモがなく、頭を持って振るようだね。
鈴口は金属ヘラで接着部分の一部を切り取るようにします。バリも一緒になくしましょう。
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あまり大きな穴にすると鈴玉が出てきてしまうので
気をつけようね!


土詰め
土詰め完了
月猫ちゃん
 これで土詰め(素地)の出来上がり!!
乾燥させます。季節に寄りますが3日〜1週間で乾きます。
最初の1日は日陰でね・・・
あまりあせって早く乾燥させると割れちゃうョ。
乾燥してからデコボコが気になったらサンドペーパーで治しましょう。

 焼成は誰かに頼むか・・・自分でするか?。
たまチャンは素焼きは別の人に頼んでおります。
800℃だって。
making_22
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 春めいてきた〜〜!
春には散らし寿司が食べたい!
ちらし寿司は春に限るよ、木の芽を入れるんじゃ。


岡山名物は祭り寿司!祭りと言えば秋なのではないですか?

イヤイヤ春です。


たまチャンは素焼きは別の人に頼んでいるそうだけど、自分で焼きたい人はどうしたら良いんだろう?
「窯を作ろう!」ってのは大ごとなので、ホームセンターで「火起こし」と素焼きの植木鉢を買ってきます。「火起こし」って炭に火をつける道具だけどご存じ? 今回は長時間使うのでしっかりしたのを買いましょう。
「火起こし」に乾燥させた素地を入れ素焼きの植木鉢で蓋をします。
ガスコンロに乗せて、最初は弱火で20分ほど温めて土の水分を取ります。充分に温まったら中火で30分ほど焼きます。
次に強火で3時間ほどかけて焼き上げます。焼いてる時間が長いので火事やヤケドには気をつけようね。換気もしましょう!
焼き上がれば火を止めて、時間をかけて自然に冷やします。これで素焼きの土鈴が出来上がります。


 素焼きが出来たら水洗いをして鈴玉を包んでいた紙の灰を落とします。
ここで針金にセロテープで紐をくっつけたもので紐を通せば素焼き土鈴の出来上がりです。
1787_ototo
素焼き土鈴・おとと鈴
湊焼 津塩吉右衛門さん作
making_23
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 さて、ここで素焼き土鈴の完成を祝って祝杯であるが、たまチャンは何の土鈴を作ったの?ボール?カメの卵?
「・・・z」説明しながら作っていたら何を作っていたか忘れちゃったって!?  あらま・・・
「z・・・、胡粉・・・、胡粉をかけるんじゃ!」
たまチャン、どうしたの?  「ゴフン!」
「古墳?」 何か思い出したの?  「ゴフンがけじゃ!」
どうやら胡粉を素焼き土鈴にかけるみたいです。さあ、手順をどうぞ!!
 「粒ニカワを10グラム、100シーシーの水でふやかす。・・・・・・・・zzz」
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このページは2009年 4月14日に更新されました。
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