現・醍醐(だいご)天皇陵  後山科陵(のちのやましなのみささぎ)

The tomb of Emperor Daigo, the 60th Emeror of Japan.

京都府京都市伏見区醍醐古道町
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 第60代醍醐天皇の陵です。直径45メートルの円形ですが、盛り土はなく、周囲に周溝と外堤をめぐらせています。
 この陵は、醍醐寺の西方にあり、比定が正しいとされる京都の天皇陵は数少ないといわれていますが、そののひとつです。その理由は、『宇治郡山科郷古図』(鎌倉時代)に、「延喜御陵」として挙げられているのと、醍醐寺が陵の管理と祭祀を継続していたことによります。
 また、地名の「古道町」ですがこの辺りは奈良街道に沿っており、地元の人たちはこの歴史上のモニュメントとも言うべき古い道を単に「古道」と呼んでいることに因っています。また、すぐ近く、醍醐寺寄りには皇子の朱雀天皇陵があります。
 ところで、醍醐天皇といえば、菅原道真を大宰府に流し、後に、その怨霊に悩まされたということでも有名です。
陵印

陵印
現代
陵印

昭和11年頃の陵印。
昔のほうが趣がありますネ。
陵印

陵印
昭和15年11月


参道

参道
 
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戦前の写真
 
看板

制札
 


周辺

周辺
閑静な住宅街です。
醍醐寺

醍醐寺五重の塔
醍醐天皇が庇護した醍醐寺です。
陵印

御母皇太后
宇多天皇女御 胤子 小野陵
陵印 昭和17年 1月
京都市山科区勧修寺北大日町


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猫 このページは2009年 2月 1日に更新されました。
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