第1回箱入り娘の会の土鈴 その3
「箱入り娘の会」は土鈴愛好家がテーマに沿った土鈴を作って持ち寄り、セット土鈴を作ろうという会で、今年は第2回のものが完成しました。
第1回は2年前(2016年)に「日本の四季」をテーマに作った土鈴セットです。 先々月・先月と続き、今月は3回目(最終回)です。
「犬はよろこび庭かけまわり 猫はこたつで丸くなる。」冬になると思いだす童謡『雪』の一場面です。
そこで、暖かい炬燵に乗ってのんびりしている猫の土鈴です。底にもご注目、鈴穴から子猫(鈴玉)も覗いています。
富士山日出子 作
奥美濃のカッパの国の水車小屋。水車が回ると季節が変わります。
一人のカッパが言いました。カッパの国は春が最高、桜が咲いて筍が出る。 別のカッパが言いました。なんといっても紅葉と柿の秋。
どっちも良いよね、水車はコロコロ回ります。
海老天たまこ 作
枕草子につづられた 四季の趣を土鈴の音に のせて楽しめたら「ちょっと 嬉しいかな・・・」と想いました。
力不足のつたなさを「助けてもらえるかな・・・」と豆本を添えてみました。
土鈴たのしみ処・鈴蔵にて
藤沼 文顯(拈・焼成)、藤沼 万治子(絵紐付) 作
“日本の四季弁当”というお題で考えましたが、結局、好きな猫しか浮かんでこず、このような 『猫弁』となりました。
「猫」+「何となく季節の食べ物」+α です。
ムリヤリ感が隠しきれませんが、四面それぞれで表現した 四季を楽しんでいただけたら幸いです。
フジワラヨウコ 作
「箱入り娘の会」は今後も続ける予定です。参加のご希望やお問い合わせがありましたらご連絡ください。