猫落語 その6 "鷺取りB".
1 たまちゃんは なんきん豆が大きらいになったのだった。 |
2 これじゃ「さぎとり」は出来ない。 「なんきん豆」の単語が出てくるたびに 口が渋い口になるのじゃった。 |
3 ところが、賢明な読者の皆様は もうお気づきでしょうが、 たまちゃん なんきん豆が好きになったのじゃよ。 |
4 たまちゃん 落ち込んでたら 奈良公園で仲良しのナララちゃんが なんきん豆をくれたんじゃ。 「まぁ、なんきん豆でも食べて元気出しや」 |
5 せっかくのナララちゃんの優しさは断れん・・・ たまちゃんはなんきん豆をボリボリ食べたたのだった。 |
6 「たまちゃん たまちゃん カラむかんと!!」。 |
7 「えぇッ?! カラ??」 |
8 カラを剥いてたべたら なんきん豆はとってもおいしかったのでした。 良かった!! 良かった!! |