妖怪の土鈴8ページ目、一応妖怪のカテゴリに入れましたが、実際は妖怪ではありません。。
第6回 made in Kurashiki in くらしき 参加作品。2017年の作品です
おしらさま
おしら様(オシラサマ)は、日本の東北地方で信仰されている家の神であり、一般には蚕の神、農業の神、馬の神とされる。
遠野物語(柳田國男)六十九話によれば「昔ある処に貧しき百姓あり。妻はなくて美しき娘あり。また一匹の馬を養ふ。 娘この馬を愛して夜になれば厩舎(うまや)に行きて寝ね、ついに馬と夫婦に成れり。
ある夜父此事を知りて、其次の日娘に知らせず、馬を連れ出して桑の木に吊り下げて殺したり。
その夜娘は馬の居らぬより父にたずねてこの事をしり、驚き悲しみて桑の木の下に行き、死したる馬の首にすがりて泣きゐたしを、 父は之を悪(にく)みて斧を以て馬の首を切り落せしに、たちまち娘はその首に乗りたるまま天に昇りて去れり。
オシラサマと云うはこの時より成りたる神なり。馬を吊り下げたる桑の枝にてその神の像をつくる。 」
民話と伝承が生み出る遠野ワンダー・ワールドを土鈴にしました。馬頭・姫頭2体の神様です。
おしらさま 2017年4月作品
聖獣・白澤
白澤(はくたく)は古代中国に出現したという知識を司る聖獣で、人と会話することができ、善政を敷く為政者のもとに姿を見せるといわれています。 伝説上の皇帝である黄帝に天下の妖異鬼神とその害について教え、世を治める助言をしたという。
日本では白澤の絵は厄よけになるとされ、旅行のお守りや病魔よけ、薬屋の看板などに用いられた。その外見的特長は
・一対の角が生えている(冬になると生えるという話も)
・下顎に山羊のような髭
・通常の位置に加え、額と胴体の左右に3つずつ目をがある。
という。
この土鈴を身近に置いておくと、何か良いことが起こるかも。
聖獣・白澤 2017年4月作品