珠光茶会の土鈴です。
「わび茶」は、室町時代の茶人で奈良出身である村田珠光が創始し、千利休が大成させて全国に普及したと言われています。 現在の茶道の源流とも言える奈良のお茶文化に触れ、凛とした冬の古都の味わいを活かすお茶会として2014年から珠光茶会が開催されます。
珠光茶会は 奈良市内の世界遺産を含む七社寺や、歴史的な町並みが残る「ならまち」のお茶室を舞台に五流派が一堂に会して開かれます。
珠光さん
この土鈴では珠光さんにお茶をたててもらいました。大きなお椀に、大きな茶筅。豪快なお茶会です。 底にある鈴穴は珠光茶会の季節に合わせて梅の花をイメージしています。
2015年1月作品
丸窓亭でお茶会
「丸窓亭」は奈良公園の中の浮見堂がある鷺池の北の高台に佇む建物です。鎌倉時代の建物で、国の重要文化財に指定されています。 周りには約200本の梅の木があり、丸窓梅林と呼ばれています。
珠光さんが今奈良にいれば、丸窓亭で梅でも愛でているのではないでしょうか? そこで丸窓亭でお茶をたてている村田珠光の姿と屋根の上の梅の精を描きました。
2015年1月作品
三笠鹿のお茶会
この土鈴は三笠山の上で鹿がお茶会を開いている様子です。三笠山の代わりに奈良名物の三笠饅頭を模ってみました。
干支に関連させては卯年の守護本尊とされています。
また、底面には村田珠光の肖像を描きました。
2015年1月作品
珍しいお客様
この土鈴は珍しいお客様がお茶を楽しんでいる様子を表現しました。「珍しいお客様」⇒「うめずらしいお客様」⇒「梅面しいお客様」ということで顔が梅の花になっています。
また、背中には村田珠光の肖像を描きました。
2015年1月作品