源氏物語の貝合わせ土鈴です。

各帖の名場面と歌をペアとして貝型の土鈴を作成しました。

前回に続き、今回は第17帖・絵合、第18帖・松風、第19帖・薄雲、第20帖・朝顔、第21帖・少女(乙女)をご紹介します。

尚、前回までは現物の土鈴の写真を元に画像を作成しましたが、今回からは画像合成で加工したバーチャルな土鈴です。 いつの日か現物の土鈴を作成した時に画像を載せ換えようと思います。

第17帖 絵合 (えあわせ)

絵合

源氏31歳春

源氏、絵合のための絵を選んで、紫の上にみせる。

歌は「別れ路に添へし小櫛をかごとにて はるけき仲と神やいさめし」です。

 

第18帖 松風 (まつかぜ)

松風

源氏31歳秋

源氏、迎えに来た人々と桂殿で遊宴を催す。

歌は「契りにしかはらぬ琴の調べにて 絶えぬ心のほどは知りきや」です。

 

第19帖 薄雲 (うすぐも)

薄雲

源氏31歳冬~32歳秋

大井の明石の君を訪れる前に、紫の上のところに立ち寄った源氏の裾に、姫君が無邪気にまつわりつく。

歌は「末遠き二葉の松に引き別れ いつか木高きかげを見るべき」です。

 

第20帖 朝顔 (あさがお)

朝顔

源氏32歳秋~冬

源氏と紫の上、童女が雪ころがしに興じるさまをみる。

歌は「見しおりの露忘られぬあさがほの 花のさかりは過ぎやしぬらむ」です。

 

第21帖 少女(乙女) (おとめ)

乙女

源氏33歳~35歳

六条院も完成し、紫の上は春の御殿の、秋好中宮は秋の御殿の主人となる。秋好中宮は箱の蓋に紅葉をのせて、紫の上に贈る。

歌は「心から春待つ園はわが宿の 紅葉を風のつてにだにみよ」です。

 

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