申の干支土鈴
猿地蔵
お猿さんにちなんだ猿地蔵土鈴ですが、日本昔話「猿地蔵」をご存知ですか?
いたずらものの猿を懲らしめようとお地蔵様に化けた爺様、その爺様をありがたいお地蔵様と信じて、 水に濡らさないように高く持ち上げて川を渡るお猿さん達。昔話の一場面を土鈴にしました。
2015年9月作品
猿後家
落語土鈴シリーズの第28作目です。申年を意識して「猿後家」を土鈴にしました。
顔が猿にそっくりな商家の後家さん。当人はひどく気にしていて、店では「サル」とつく言葉は禁句になっている。
この店に出入りしている太兵衛という男、後家さんに取り入り、機嫌を取るのがうまいので気に入られ、「大津絵の藤娘にそっくりです」などとべんちゃらを並べては酒、肴のご馳走を振舞われている。
ある日、伊勢参りから帰った太兵衛が店に来る。みやげ話をしている時、奈良の町の様子を話しているうちにうっかり「猿沢の池」と口をすべらせ失敗。 そこで番頭さんから入れ知恵をもらって美女尽くしでリベンジ。
太兵衛 「おいえはんを昔の美女にたとますと、日本では小野小町、照手姫か衣通姫(そとおりひめ)。唐土(もろこし)では、玄宗皇帝の思い者で・・・」
後家さん 「玄宗皇帝の思い者で、一体、誰に似ているというのや。」
太兵衛 「ようひひ(楊貴妃)に似てござります。」 と口を滑らしてしくじった太兵衛 、まるで「木から落ちたサル」、いえ、「木から落ちた猫同様でございます。」
手には小野小町の和歌の扇子、背面には木から落ちた猫が。
2015年9月作品
張り子面かぶり
男の子に女の子、お地蔵様に鹿くん。
干支のお面をかぶるとみんなお猿さんです。
2015年10月作品
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