秋田県で唯一の朱塗りの木造三重塔を求めて日吉八幡神社を訪れました。日吉八幡神社は秋田市外町(とまち)(町人町)の鎮守で、JR秋田駅から西方向、秋田市役所の近くにあります。
ここは滋賀県の日吉山王と京都の石清水八幡を勧請したものです。日吉山王の「日吉」と石清水八幡の「八幡」という2つの神様をくっつけたネーミング、「コニカミノルタ」や「三菱東京UFJ銀行」のような発想ですね。 まぁ、神様同士ですから仲良くされているんでしょう。
ところで朱塗りの木造三重の塔は、宝永4年に豪商青木平兵衛が父の菩提供養のために建立したもので、秋田県内では唯一の塔です。
神社境内の仏塔というのも珍しいですネ。境内に北側から入ると仏式、東側から見ると神式の建物配置となっていて、神仏習合様式を残しているようです。
様式 | 指定 | 創建 | 改築 | 高さ | 特徴 | 備考 |
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三重塔 | 県指定文化財 | 江戸時代初期 宝永四年 1707年 | 嘉永七年(1854) | 約20m | 銅板葺 | 秋田県内唯一の塔 |
塔 全景 平成20年(2008) 5月 |
塔 5月のサツキと さつきは「秋田市の花」です。 平成20年(2008) 5月 |
塔 初層の蛙股 平成20年(2008) 5月 |
塔 上層 平成20年(2008) 5月 |
塔 狛犬と 平成20年(2008) 5月 |
2008年子年の干支授与鈴 |
土鈴を紹介したついでに神社と同じ八橋本町にこんな工房がありました。 |
土鈴 小町 赤れんが郷土館にて入手 平成20年(2008) |
土鈴 竿灯 平成20年(2008) |