近鉄西大寺駅を出発して東へ、奈良ファミリーに沿って北進すると最初に出くわすのが称徳天皇陵。地図やガイドブックを見ると称徳天皇陵になっていたり孝謙天皇陵と書かれていたりするので混乱するが、聖武天皇の皇女で安倍内親王、第46代孝謙天皇(後に同一人物が48代称徳天皇)の陵。道鏡を寵愛し混乱の原因を作ったことでも有名。
生没年 718(養老2年)〜770(宝亀1年) 、在位 749年〜758年 、764年〜770年 。この後に巡る陵は古墳時代のものが多いのに比べ孝謙天皇は時代が下がった奈良・天平時代の天皇です。
奈良時代の天皇陵は基本的には山丘形のものが主流ですがこの称徳天皇陵は例外で、同天皇はみずからが創建した西大寺の隣接地(広義の西大寺境内)に大規模な墳丘を造って古墳形式で葬られたようです。
墳形 | 全長 | 後円部径 | 後円部高 | 前方部幅 | 前方部高 | くびれ部幅 | くびれ部高 | 年代 |
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前方後円墳 | 127 | 84 | 18 | 70 | 13 | 古墳時代・前期 |
宮内庁の作った制札ここでは称徳天皇陵と記されている。 |
陵印 昭和15年 |
全景 |
遥拝所 |
正面 |
昭和初期の写真 |