世界文化遺産の古市古墳群の南西部に位置する前方後円墳です。
周辺にある仁賢天皇陵古墳・清寧天皇陵古墳・白鳥陵古墳と、 やや東に距離をおく安閑天皇陵古墳と合わせて、西面し主軸を東西方向に置く前方後円墳として古市古墳群の中でも一つのグループを成しています 。
平成3年(1991)の発掘調査で、後円部墳頂付近で新たに確認された石室からは、盗掘を受けていたものの多くの副葬品が発見されました。
その中には、銀や鹿角製(ろっかくせい)などの装飾品を付けた大刀をはじめ、武器や武具、馬具など軍事的な副葬品や、装飾品となる金銅製(こんどうせい)の冠帽(かんぼう)や帯金具(おびかなぐ)、 魚佩(ぎょはい)、銀製の垂飾りや花形飾り、ガラス玉や石製玉類などがあり、総数は3,500 点以上に及びます。
墳形 | 全長 | 後円部径 | 後円部高 | 前方部幅 | 前方部高 | くびれ部幅 | くびれ部高 | 年代 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
前方後円墳 | 96 | 56 | 9 | 74.4 | 10.5 | 5世紀末 |