茅原大墓古墳

奈良県 桜井市茅原字大墓山



茅原大墓古墳は箸墓古墳の東南約500mの田んぼのなかにある、古墳時代中期、四世紀末頃に作られた帆立貝式古墳。帆立貝式というのは前方後円墳の一種の形式で、普通は円墳状の後円部に方形、もしくは梯形状の長い前方部が付着するが、帆立貝式の場合は前方部が非常に短く、低くなった形式の古墳であって、平面の形式があたかも貝の一種である帆立貝に似ているところから、こうした名前で呼ばれるようになった。この形式の古墳は普通の前方後円墳に対して、その数がきわめて少なく、貴重な存在とされている。
 墳丘低くて短い前方部をほぼ北に向け、全長は約66m、後円部の径56m、高さ8m、前方部は長さ10m、幅29m、の規模である。墳丘は後世の開墾で段々畑のように石垣を積んで、かなりもとの形を損なっている。
この古墳から東に行くと井寺池の南側を過ぎて山の辺の道檜原神社に出る。

茅原大墓古墳 箸墓右

茅原大墓古墳

井寺池

川端康成書の歌碑
大和は国のまほろば〜
正面に耳成山、その左に畝傍山が遠望できる。

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このページは2002年 9月29日に更新されました。
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