大神神社に祀られる大物主大神が妻となる倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ)を訪れた際に蛇に姿を変えたというお話があります。
この土鈴では三輪山の上にその二柱の神様を立たせて蛇が三輪山を取り巻いている状態を表現しています。蛇の頭は張り子で作られています。
また鈴の底には三輪山と大鳥居が描かれています。
海老天たまこ 作
祭神のつかわしめが蛇といわれ、境内の大杉の前には好物の卵がたくさん供えられている。
赤膚焼の土鈴は奈良の土鈴の中でも趣のあるものである。素焼き彩色で大量生産品にはない手作りの暖かさを感じる。
大神神社の摂社の一つ。正面の本殿は神社というよりお寺の雰囲気がある。それもそのはずで明治維新の廃仏毀釈までは大神神社の神宮寺、大御輪寺(だいごりんじ)と呼ばれ奈良時代から続いた古刹だったという。この寺の本尊だったのが今、聖林寺に移されている有名な国宝十一面観世音菩薩立像である。
大神神社にはもう一つ神宮寺があった。神社の境内に入る前に通った平等寺がそれでこの寺も神仏分離以前は今の姿から想像も出来ないほどの寺域を構えていたという。
大神神社 平成13年(2001)2月 |
大神神社 昭和18年(1943)4月 左のものとは約60年の時代差がありますがあまり変わっていません。 |
子安地蔵尊 若宮の参道にあり |