京都府相楽郡加茂町岩船上ノ門43番地
紫陽花寺とも呼ばれる、ひなびた山寺の趣きでもあるが、天平の古刹です。天平元年(729年)聖武天皇が霊夢により発願、行基菩薩に命じて建立されました。
本堂 | 朱印 | 朱印 |
本堂には行基の作と伝えられる一木造り、漆箔の丈六像の本尊阿弥陀如来坐像(重文)、象に乗った柔和な姿の普賢(ふげん)菩薩像(重文)などが安置されています。
石造不動 | 不動土鈴 |
塔 | 邪鬼土鈴 | 邪鬼 |
三重塔(重文)の創建は承和年間(800年台)、現存は鎌倉時代に再建されたものです。高さ約20,5m、板壁、瓦葺きの簡素な造り。屋根の四隅を支える個性的な邪鬼は土鈴にもなって有名です。古いしっとりした雰囲気でしたが近年鮮やかな朱色に蘇りました。
貝吹岩 | 貝吹岩から加茂の町方向 |
裏山の上に貝吹岩と呼ぶ巨石があり、最盛期には39坊の僧を召集するのに、ここでホラ貝を吹いた所です。今も遠望が利き、汗もひく所です。