卓話 授与鈴の現況と課題 9ページ目

 

2.授与鈴の種別と分布状況

(1)伝統的授与鈴

[C群]十二支と重なる関連した神社仏閣に関わるものの類

十二支に登場する動物たちの授与鈴ですが、干支鈴というわけではありません。

善光寺

◇守り牛鈴(善光寺)

牛に引かれて善光寺詣り

 

天満宮

◇神牛鈴(北野天満宮)

嵯峨・井浦博氏作、長岡天神にも神牛鈴を置いていましたがは今は無くなってます。

画像では天満宮の牛を色々集めてみました。

八坂庚申堂

◇猿鈴(八坂庚申堂)

京都の清水寺の近く八坂の庚申さん(京都市東山区)には「くくり猿」に願いをかける人がたくさんお参りします。

土鈴は「くくり猿」ではありませんが小山秀岳(久雄)さん作です。

左端の縦長の物と、右下の丸いものは庚申堂の受付に飾られていたものを譲ってもらったもので、授与鈴はそれ以外の3種です。

 「くくり猿」の土鈴は以前、奈良町の庚申堂近くの奈良町資料館で売られていましたが、もうありません。

 

聖林寺

◇犬土鈴(聖林寺・しょうりんじ )

安産のお守り犬です。

安産のお守り犬としては法華寺の尼さん手作りの犬も有名ですが、こちらは土人形で土鈴の授与はありません。

 

 

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