妖怪土鈴の四ページ目です。
このページのものは張り子はなく、土鈴オンリーです。
手洗鬼
手洗鬼は、江戸時代の奇談集『絵本百物語』に登場して、四国・讃岐の山々を跨ぎ、海で手を洗う巨人だという。
そこで、この土鈴は和綴じの絵本の雰囲気に仕上げています。
『絵本百物語』の記述によれば片足が高松、別の片足が丸亀にある。地図で見るとその直線距離は約20㎞もあり、瀬戸内海を一跨ぎすることも可能となります。 (瀬戸大橋の長さは約12㎞)
また手洗鬼は大太郎法師(だいだらぼっち)の一種とされています。
画像上はページを開いたところ、画像下は背表紙です。
2012年7月作品
見越し大入道と豆腐小僧土鈴
見越入道はそのインパクトのある容姿から、妖怪の親玉とされる日本の妖怪で、夜道や坂道の突き当たりを歩いていると、僧の姿で突然現れ、 見上げれば見上げるほど大きくなる。そのまま見ていると、死ぬこともあるが、「見こした」と言えば消えるらしい。
足元にいる小さな妖怪は豆腐小僧です。
とっても大きな土鈴ですが、中に仕切りがあり、其々大きさの異なる鈴玉を入れています。音色の違いも楽しめます。
2012年6月作品