2017年10月に岡山市で催された超戦国祭に出展した土鈴です。

会場の「ねいろ堂」は小早川秀秋の墓所・瑞雲寺の近くです。

開催案内

開催案内

開催の趣旨は

「岡山の誇る二大戦国武将 宇喜多直家と小早川秀秋。対照的な二人を中心に、綺羅星のごとく輝く戦国武将たちへの愛、 戦国時代への想いをオリジナル作品で表現します。」(左のパンフレットより)

小早川秀秋が「岡山の誇る二大戦国武将」かどうかは評価の分かれるところでしょうね。

関西人から見れば家康を勝たせた裏切り者です。

開催期間は10月1日~15日でした。

宇喜多家旗印 「兒」

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「兒」は宇喜多家の「旗印」に使われていた紋です。中央の文字「兒」は今では使われていない漢字ですが、これは「児」のもとの文字です。 宇喜多家は太平記の中に出てくる「児島高徳」という人物の子孫であると言われ、そこからこの「児」を旗印に使用していたそうです。

土鈴の彩色は色々ありますが、いずれも戦国の歴史を思い起こさせるように古色を付けた仕上げにしています。

2017年9月作品

宇喜多家家紋 「剣片喰(けんかたばみ)」

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宇喜多家の家紋は「剣片喰(けんかたばみ)」です。

片喰は"均整がとれてた人格"、"欠けるところ無い知力"、"子孫繁栄"の三拍子揃ったシンボルとして家紋によく用いられる植物です。 現在でも多くの家が使っている家紋ですのであなたの近くにもあるかもしれませんね。

これも古色を付けた仕上げにしています。

2017年9月作品

小早川秀秋家紋 「丸に違い鎌」

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鎌は、農具として五穀豊穣への願い、そして武器として戦勝の願いが込められています。

秀秋所用と伝わる陣羽織は鮮やかな赤地に敵をなぎ倒す尚武的意義と諏訪明神の神体を象徴する「違い鎌」紋様を背中いっぱいにデザインしています。

2017年9月作品

岡山城軒丸瓦

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五七桐(太閤桐)は豊臣家の家紋ですが、岡山城の瓦にも五七桐が描かれた軒丸瓦があります。さすが、宇喜多家と豊臣家の親密さが感じとられます。

色付けは秀吉好みの金箔瓦をイメージして仕上げました。

戦国の世の中で輝きを放った岡山城、その華やかさを感じ取っていただければ幸いです。

2017年9月作品

岡山城 家紋付き

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五角形が特徴的な岡山城天守の土鈴です。裏には宇喜多家に縁のある家紋を描きました。家紋は2種類あります。

その2種類とは上に述べた五七桐(太閤桐)と「旗印」に使われていた「兒」です。

2017年9月作品

大手まんぢゅう 戌鈴

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大手まんぢゅう(大手饅頭)は岡山を代表する銘菓で、その名称はお店が岡山城大手門附近にあったため、備前藩主池田候からいただいたと伝えられ ています。

その大手饅頭を頭に乗せた犬の土鈴です。また、背中に描かれた紋は池田候の家紋「備前蝶」です。

2018年(平成30年)の干支は戊戌(つちのえいぬ)ですので干支土鈴としても飾れます。

2017年9月作品

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