人物の土鈴の最初は天神様の土鈴です。
牛乗り天神土鈴
(左)ひげ天神土鈴 (右)天神土鈴
天神様・菅原道真が牛に乗った姿の土鈴です。
天満宮に行くと臥牛の像をよく見かけますが、そこでは牛が神使(祭神の使者)とされており天神様と牛との関係は深いものです。
「道真の出生年は丑年である」、「道真は牛に乗り大宰府へ下った」など牛にまつわる伝承が多く残されています。
ところで天神様の正式名称は天満大自在天神といい、元々はインド・ヒンズー教の神様・大自在天(シヴァ神)と同じ。そして大自在天は何時でも白牛がともに居るそうです。 天神様と牛との関係は遠くインドにルーツがあったのですね。
天神様・飛び梅伝説
伝説の語るところによれば、道真を慕う庭木たちのうち、桜は、主人が遠い所へ去ってしまうことを知ってからというもの、悲しみに暮れて見る見るうちに葉を落とし、 ついには枯れてしまったという。しかして梅と松は、道真の後を追いたい気持ちをいよいよ強くして、空を飛んだ。 ところが松は途中で力尽きて、摂津国八部郡板宿(現・兵庫県神戸市須磨区板宿町)近くの後世「飛松岡」と呼びならわされる丘に降り立ち、この地に根を下ろした (これを飛松伝説と言う)。一方、ひとり残った梅だけは見事その日一夜のうちに主人の暮らす大宰府まで飛んでゆき、その地に降り立ったという。
2012年3月作品
與喜天満宮の合格天神と連歌橋
與喜天満宮は長谷寺と関係が深く、初瀬川に架かっている「連歌橋」は、天満宮の連歌会に長谷寺の僧が参加した時に渡る橋です。
2017年11月作品
合格天神と絵馬天神
合格天神土鈴
五角形でごかく⇒ごうかく=合格とした天神様です。
勿論、天神様は学問の神様です。
背面のデザインには天神祭の花火と榊を描いています。
2018年7月作品
絵馬天神土鈴
上の合格天神と似ていますが絵馬の形です。
2018年7月作品