「私の御朱印帳」 法隆寺


生駒郡斑鳩町
世界最古の木造建築として広く知られ、ユネスコの世界文化遺産のリストに1993年12月に日本で初めて登録された法隆寺です。
法隆寺は聖徳太子が約1400年前(推古15年、西暦607年)に建立された寺院で国宝・重要文化財に指定されたものだけでも約190件、点数にして2300余点が伝えられています。
今はこのように有名なお寺ですが正岡子規が「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」というの句を詠んだ頃(明治の日清戦争の頃)は一般にはあまり知られていないローカルなお寺であったと高田良信長老が講演の中で述べておられました。



以和為貴

以和為貴
十七条の憲法の最初の部分です。
南無佛
南無佛
鴟尾
 
一に曰く、和を以って貴しと為し、
忤(さから)ふこと無きを宗(むね)と為(せ)よ。
下側の四角い印には正式名称の
「法隆学問寺」と書かれています。
鴟尾土鈴


次は昭和10年のご朱印。骨董市で見つけたものです。

峰薬師如来
峰薬師如来
大伽藍
大伽藍
七堂大伽藍
七堂大伽藍


「中宮寺」は法隆寺の東隣、東院伽藍に接している尼寺です。聖徳太子創建七ヵ寺の一つで、太子の母穴穂部間人皇女(あなほべのはしひと、用明天皇の皇后 蘇我稲目の子)の御所を寺としたものと伝えられています。
本尊の国宝・弥勒菩薩半跏思惟像は寺伝では如意輪観音とされ、御朱印も「如意輪観音」と書かれています。左足を垂れ、右手指は頬に触れんばかりの半跏思惟の姿は高貴な気品にあふれています。



中宮寺
中宮寺
如意輪観音
中宮寺古瓦
中宮寺古瓦
土鈴
中宮寺古瓦

土鈴側面
下側の亀の形の印は国宝「天寿国繍帳残欠」に描かれている亀さんがモデルです。飛鳥で亀型の石が発見されたとき形が似ていると話題になりました。
また、この亀を形とった土鈴も有名です。
   




法輪寺
法輪寺
薬師如来
法隆寺、法起寺と並ぶ斑鳩三塔の一つ、昭和五十年再建の飛鳥様式の三重塔で知られている「法輪寺」は、聖徳太子の御子 山背大兄王創建とも伝えられています。御朱印に記された薬師如来は飛鳥時代の坐像でこのお寺のご本尊です。完存する飛鳥時代の木彫如来像としては唯一・最大のものといわれ、重要文化財に指定されています。
法輪寺の公式ホームページはこちらです。薬師如来坐像も写真付きで説明されています。

宝印の梵字は「べい」と読みます。
薬師如来は心の悩みや身の病を治され現世利益を与えてくれる仏様です。

中宮寺が亀土鈴なら法輪寺には鴟尾土鈴があります。



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このページは2003年 5月11日に更新されました。