珍しい八角三重塔です。八角塔婆は西大寺(奈良)法勝寺(京都)などにあったそうですが、それらが失われた今日、わが国に残された唯一の八角塔婆であり、かつ、禅宗寺院に残る塔婆としても極めて貴重です。
一見、四重塔に見えますが初重に見えるのは裳階(もこし=ひさしまたは霜よけの類)です。薬師寺(奈良)三重塔が六重塔に見えるのと同じですネ。それによって安定感のある美しい姿を見せてくれます。
様式 | 指定 | 創建 | 再建 | 高さ | 特徴 | 備考 |
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禅宗様八角三重塔 | 国宝 | 鎌倉時代末期 | ― | 18.7m | こけら葺き |
塔 全景 平成20年(2008) 8月 |
塔 下層部 平成20年(2008) 8月 |
塔 上層部 平成20年(2008) 8月 |
御朱印 本尊・釈迦如来 平成20年(2008) 8月12日 |
別所郵便局 風景入り日付印 やはり代表的な風景として取り入れられています。 平成20年(2008) 8月12日 |
安楽寺のすぐ近くの常楽寺の石塔 写真中央:石造多宝塔(重文)と 写真両脇:多層塔(市文) 平成20年(2008) 8月 |